水着を構成する主な繊維
高機能スイムウェアの多くは、ポリエステルまたはナイロンを主素材とし、ポリウレタン系の弾性繊維(スパンデックス)を組み合わせたトリコットやジャージーで作られています。主素材の性格と弾性繊維の混率が、着心地・耐久性・乾きやすさを大きく左右します。
表示ラベルの「組成」は、素材を知る最初の手がかりです。繊維名と混率を確認する習慣をつけましょう。

素材比較の目安
| 素材 | 主な傾向 | 留意点 |
|---|---|---|
| ポリエステル | 耐塩素性・耐光性に優れ、乾きやすい。色落ちしにくい傾向。 | 肌触りは製品により差がある。 |
| ナイロン | しなやかで滑らか、強度が高い。 | 塩素や紫外線の影響を受けやすい場合がある。 |
| ポリウレタン弾性糸 | 伸縮性と回復力を与える。 | 塩素・熱・日光・油分で劣化しやすい。 |
| PBT系繊維 | 耐塩素性が高く、競泳用などにも用いられる。 | 伸びの感触は製品により異なる。 |
※傾向を示す一般的な目安であり、実際の性能は糸の太さ・加工・編み構造により異なります。
編み構造と密度
同じ素材でも、編み目の密度や糸の太さで、透け感、強度、紫外線の遮蔽性が変わります。目の詰まった生地は日差しを通しにくい一方、伸ばした状態では目が開き、性能が下がる場合があります。
裏地(ライニング)の有無、縫い目の処理(フラットシームなど)も、肌あたりと耐久性に影響します。

素材選びの5つの視点
- 主素材は何か(ポリエステル/ナイロン/PBT系)
- 弾性繊維の混率と、耐塩素加工の有無
- UPFなどの紫外線防御に関する表示
- 縫製と補強(ストラップ、裾、カップ周り)
- 洗濯表示とお手入れのしやすさ(消費者庁 新しい洗濯表示)
詳しくは読みもの「スイムウェアのマテリアルサイエンス」をご覧ください。